一般外科

一般外科の主な疾患

• 切り傷

  紙で指を切った程度の小さな切り傷から、調理中に包丁で深く傷ついたものまで含まれます。必要に応じて縫合を行うかどうか判断するためにも、早めの受診をご検討ください。

• すり傷

  転倒した際などに、皮膚の表面がこすれて生じる傷です。砂や泥が付着していると、感染が起こりやすくなります。浅いように見えても範囲が広いケースは注意が必要ですので、大きく擦りむいた場合は早めに受診してください。

• 刺し傷

  鋭利な器具や釘などが刺さってできる傷です。外見上の穴は小さくても、思った以上に深く達している可能性も考えられます。感染症のリスクも否定できないため、早めの処置が欠かせません。

• やけど

  熱い液体やアイロン・暖房器具・蒸気などに触れて起こる皮膚の損傷です。
  軽度でも十分に冷やすことが重要であり、痛みが強かったり水ぶくれができたりした場合は、適切な処置を受ける必要があります。

• 打ち身・打撲

  転倒やぶつけた衝撃によって筋肉や血管などが損傷し、腫れや痛み、皮下出血（内出血）を起こす状態です。強く打った部分を無理に動かそうとせず、患部の冷却や安静を保つなどの処置を心がけてください。

• 骨折

  骨にヒビが入った程度でも医療上は骨折と呼ばれます。完全に折れていなくても、強い痛みや腫れを伴う場合があります。日常生活を送るうえでも支障が大きいため、状況に応じて固定などの処置をご提案します。

• リウマチ

  関節の内膜が炎症を起こし、軟骨や骨が破壊される病気です。特に手指や足先の関節を中心に、腫れや激しい痛みを引き起こします。放置すると変形が進むため、早期診断と治療が大切です。

• 腰痛

  腰のあたりに生じる痛みです。原因が明確な「特異性腰痛」（例えば椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など）と、検査してもはっきりした異常が見つからない「非特異性腰痛」に分けられます。

• 関節痛

  膝や肘・指の関節など、可動部に炎症が起こって痛みを生じる症状です。
  加齢に伴う軟骨の摩耗や肥満による負担増加などによってリスクが高まります。若い方でもスポーツや生活習慣が原因となることがあります。

• いぼ痔

  肛門付近の静脈がうっ血し、いぼのように膨らむ病態です。排便時のいきみが強い方や長時間同じ姿勢をとる方などで発症しやすいといわれます。気になる兆候があれば早めにご相談ください。

• 切れ痔

  硬い便が肛門を通ることで皮膚や粘膜に裂傷が起こる状態です。便秘や下痢を繰り返す方に起こりやすく、排便時の痛みが強いのが特徴です。悪化すると慢性化し、出血を伴うこともあるため注意が求められます。

• 痔ろう

  肛門の内側と外側の皮膚がトンネルのようにつながり、便や分泌物が漏れ出してしまう病気です。自然に塞がることは期待しにくく、悪化すると感染や膿の貯留が生じるため、早期に対応する必要があります。