小児科・病児保育

PEDIATRICS
小児科はどんなときに
行くところ?
当院の小児科では、お子様の健やかな成長と発達をサポートする総合的な診療を行っています。
小児期は体力や免疫力が発達段階にあるため、風邪や胃腸炎などの感染症が重症化したり長引いたりするのが特徴です。
また、気管支喘息やアトピー性皮膚炎・食物アレルギーなどのアレルギー疾患も小児期に多く見られます。これらの疾患に対して、当院では状況を的確に分析し、症状や年齢に応じた適切な治療をご提供しています。
近年では、おねしょ(夜尿症)、立ちくらみや起立性調節障害、周期性嘔吐症などのご相談も増えてきました。
当院では、身体面の治療だけでなく、栄養指導や心理面のサポートも含めた総合的なアプローチを大切にしています。お子様の「今」と「将来」を見据えた総合的な健康管理をご家族と一緒に考えてまいります。
こんなお悩みは小児科へ
- 子どもが熱を出して困っている
- なかなか離乳食を食べて
くれない - 子どもの咳が止まらない
- いつまでもおねしょを
してしまう - 子どもが鼻水を出している
- 体重がなかなか増えない
- 子どもがお腹を下している
- 言葉を覚えるのが遅いように
感じる
乳幼児ワクチンの接種について
乳幼児ワクチン(予約制)木曜10:00~12:00 / 13:00~15:00、土曜(不定期)10:00~12:30
ワクチンについてやアレルギーなど、子育てに関するいろいろなご相談は、小児科を専門で診ている医師がお答えします。
当日は「母子手帳」と「保険証」をご準備いただくとスムーズに診察いただけます。
保護者の方には様々な不安があると思います。
「接種スケジュールはどうしたらいいかわからない」「ワクチンは必要最低限しか打ちたくない」など、沢山の疑問やご要望をお持ちのお母様方がいらっしゃると思います。当院ではそれらのお悩みに対して、小児科を専門で診ている医師がご相談にのります。
※生後2ヵ月目の「ワクチンデビュー」は木曜・土曜にお越しください。
小児科の主な疾患
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発熱
子どもの身体は新しい病原体と闘うとき、体温を上げて免疫力を高めるのが特徴です。そのため、熱があっても機嫌や活気が保たれている場合は、必ずしも解熱剤を使う必要はありません。また小さな身体は疲れやストレスでも発熱することがあり、一概に心配する必要はありません。ただし、高熱が続く、ぐったりして元気がない、水分が取れないなどの症状があれば、早めに診察を受けることをおすすめします。
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腹痛
小児の腹痛は原因が多岐にわたります。単なる胃腸炎や便秘から、緊急性の高い腸重積や虫垂炎まで様々です。特に乳幼児は痛みを言葉で表現できないため、顔色の変化や泣き方から判断することになります。痛みが強い、腹部が張る、嘔吐を伴うなどの症状があれば、速やかに医療機関を受診してください。
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嘔吐
子どもが嘔吐する背景には、感染性胃腸炎のほか、食べ過ぎ・乗り物酔い・ストレス・頭部打撲による脳震盪など様々な要因が考えられます。数回吐いた後に落ち着き、少量の水分が取れるようであれば、しばらく様子を見ても大丈夫だと思われます。ただし、嘔吐が頻繁に続く、水分さえ受け付けないなどの場合は、早めに診察を受けることをおすすめします。
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夜尿
5歳を過ぎてからも夜間のおねしょが継続する状態を夜尿症と呼びます。脳から膀胱への信号伝達・膀胱容量の成長など、複数の要因が絡み合っています。無理な叱責は逆効果となるため、成長の過程として温かく見守ることが基本です。就寝前の水分制限や排尿習慣の確立など、生活面でのアプローチが有効です。
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便秘
排便の間隔や性状には個人差がありますが、排便時の痛みや硬い便が続く場合は便秘と考えられます。特に生活環境の変化(入園・入学など)や食事内容の変化、トイレトレーニング期などに生じやすい傾向があります。食物繊維の摂取や水分補給の工夫、規則的な生活リズムの確立などを通じて、自然な排便習慣を育むことが大切です。
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肥満
子どもの体重増加パターンは個人差が大きく、一時的な体重増加と長期的な肥満傾向は区別する必要があります。特に生活習慣が形成される学童期以降の肥満は、将来の健康リスクと関連する可能性が指摘されています。重要なのは体重の数値だけでなく、バランスの良い食習慣や楽しく続けられる運動習慣の確立です。
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気管支喘息
呼吸時の「ゼーゼー」「ヒューヒュー」といった音(喘鳴)は、気道の狭窄を示す症状です。風邪やウイルス感染で一時的に生じることもあれば、気管支喘息として繰り返し起こる場合もあります。症状の頻度や重症度、きっかけとなる因子(運動・生活環境・アレルゲンの有無など)を評価し、個別の治療計画を立てます。
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アトピー性皮膚炎
かゆみを伴う湿疹が長期間持続し、良くなったり悪くなったりを繰り返す皮膚の慢性炎症疾患です。年齢によって症状の出る部位が変わることが特徴で、乳児期は頬や額、幼児期以降は関節部分などに現れやすくなります。基本は「清潔と保湿」のスキンケアであり、症状の程度に応じて適切な外用薬を組み合わせます。
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食物アレルギー
特定の食物に対する過剰な免疫反応により、皮膚・呼吸器・消化器などに症状が現れる状態です。個人差が大きく、成長とともに症状が軽減する場合もあれば、持続するケースもあります。正確な診断に基づかない過剰な食物除去は栄養不足を招く恐れがあるため、専門的な評価が重要です。

Daycare
for Sick Children
神戸市委託の病児・病後児保育施設
(おのっち)
病気のお子様を預かるだけのサービスではなく、体調不良時こそ必要となる専門的なケアを提供する場所が病児保育施設です。
病児保育では、医療と保育の専門性を持つスタッフが連携し、お子さまの状態に合わせたきめ細やかな対応を行います。
体調管理だけでなく、病気でも安心して過ごせる環境を整え、心身両面からのサポートを実現しているのが特徴です。
当院の病児保育サービスを通じて、保護者の方々が仕事と育児の両立に安心感を持ち、お子様が適切なケアを受けながら回復できる環境をご提供いたします。お子様の体調不良時のご負担を少しでも軽減できるよう、医療機関ならではの専門性と、温かな保育の視点を大切にした支援を心がけておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。
予約はこちらをタップ
子どもが病気の時だからこそ
気づけること
熱を出したお子様のケアは想像以上に難しいものです。
「安静にさせるべき」と思いながらも、元気に遊びたがる子どもをどう対応すべきか悩んだり、解熱剤の使用タイミングに迷ったりすることは珍しくありません。また、仕事との両立プレッシャーから、本来なら穏やかに接するべき時に焦りが出てしまうこともあるでしょう。
病児保育では、こうした状況を解消するサポートを提供しています。
看護の専門家が適切な水分補給や体温管理を行いながら、保育のプロが病状に合わせた穏やかな遊びや休息の時間を組み立てます。この経験は、保護者の方にとっても「こんな関わり方があるのか」と新たな視点を得る機会となり、ご家庭での対応にも活かせるヒントとなることがあります。
当院の病児保育・
2つの特徴
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01
小野クリニック併設の安心感
当院の病児保育室は小野クリニックに併設されているため、急な体調の変化にもすぐ対応できます。
朝には医師が全身状態を診察し、日中も必要に応じて診察が可能です。
そのため「預けたあとに急に発熱した」といった場合でも、適切かつ安心できる対応を行うことができます。 -
02
地元に根ざした運営
須磨で長年地域医療に取り組んできた小野クリニックが運営母体であり、地域の信頼に支えられています。かかりつけのお子様を優先してお預かりすることで、家庭・クリニック・保育スタッフのつながりがより密になり、安心感が高まります。
また、病児保育を通じて急な体調不良にも対応できる「地域のセーフティーネット」としての役割を担っています。
お預かりの流れ
利用の前日
| 12:00 |
翌日の予約受付開始 予約はこちらをタップ
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|---|---|
| 18:00~18:30 | 施設から利用可否の連絡 ※前日が休室日の場合、連絡は利用当日の朝になります。 |
利用の当日
| 8:00 | キャンセル締め切り |
|---|---|
| 8:00~8:30 | 施設から利用可否の連絡 |
| 8:00 | お預かり開始 登園時に医師まず診察を行い、その日の全身状態を確認します 体調や過ごし方の変化は随時「あずかるこちゃん」に記録し、安心して確認いただけます。 |
注意事項
入室前の受診について
ご利用にあたっては、当院またはかかりつけ医の受診が必要です。必ず「医師連絡票」を記載してもらってください。
事前登録について
当施設のご利用には事前の登録が必要です。あらかじめご登録いただいている方を優先して、予約を確定いたします。
予約とキャンセルについて
疾患の種類によっては、定員に余裕があってもお受けできず、キャンセル待ちとなる場合があります。
また、当日8時以降にキャンセルされる場合は、キャンセル料が発生することがありますので、必ず当施設へお電話ください。
