予防接種

VACCINATION 日々の暮らしと命を守るために

感染症にかかると、ご本人の体調不良だけでなく、長期療養による生活への支障や家族への負担が生じることがあります。予防接種は重篤な症状を防ぎ、健康な日常を維持するための大切な手段として確立されてきました。
予防接種を受けることは、ご自身を守るだけでなく、大切な人々や社会全体の健康を守ることにもつながります。感染症の広がりを抑える「集団免疫」の形成にも貢献できるため、ぜひ積極的な接種をご検討ください。

当院で行う予防接種

市町村で接種費用の一部の助成がある場合があります。
ワクチン取り寄せの場合もありますので、お気軽にお問い合わせください。
※新型コロナワクチン接種について、当院では12歳以上の方に対応しています。

インフルエンザワクチン

例年、秋から初冬にかけてワクチン接種をご検討ください。
重症化や入院リスクを下げる効果があり、発熱期間も短縮します。ただし感染そのものを防ぐ力は限定的です。在庫状況は変動するため、接種希望の方は早めのご予約をおすすめします。

肺炎球菌ワクチン

特に高齢者に勧められる肺炎予防のためのワクチンです。
広範囲の菌に対応する23価型と、免疫効果が持続する13価型から選べます。どちらを先に接種すべきか、時期をどう組み合わせるかは個人差があるため、主治医にご相談ください。
65歳になる方は定期接種の対象となり、市区町村から案内が届きます。詳細はお住まいの自治体にご確認ください。

小児用肺炎球菌ワクチン

乳幼児が肺炎球菌に感染すると、髄膜炎など命に関わる合併症を引き起こす恐れがあります。集団保育の場では無症状でも菌を保有し、感染を広げることもあるため注意が必要です。
生後2ヶ月から接種を始め、早期に免疫をつけることで重症感染症から守ります。他の乳児期ワクチンと時期が重なりますが、お子様の状況に合った接種スケジュールをご提案いたします。

麻しん・風しん混合ワクチン

妊娠中の風しん感染は胎児に先天異常をもたらす可能性があり、麻しんは高熱や発疹のほか、肺炎や脳炎などの合併症リスクがあります。
この混合ワクチンで両疾患を同時に予防できます。特に妊娠を考えている女性とそのパートナー、周囲の方々への接種が重要です。接種歴不明の成人や抗体価の低い方も接種を検討する価値があります。

小児用ヒブワクチン
(インフルエンザ菌b型)

乳幼児の髄膜炎予防に重要なワクチンです。このワクチンの普及により、以前は小児の細菌性髄膜炎の主な原因だったヒブ菌による感染症が大幅に減少しました。
効果的な予防には生後2ヶ月から接種を始めることが推奨されています。
他のワクチンと接種時期が重なりますが、医学的に安全性が確認されている同時接種を活用すれば、通院の負担を減らしながら早期に免疫を獲得できます。

子宮頸がん予防ワクチン
(ヒトパピローマウィルス
予防ワクチン)

HPVの感染を予防し、将来の子宮頸がんリスクを減らすワクチンです。子宮頸がんは初期に症状が現れにくく、30〜40代の女性に多く見られます。ワクチンは特に危険性の高いウイルス型に対応し、接種により発症リスクが半減するとされています。ワクチン接種に加え、成人後の定期検診も大切です。
※神戸市に住民登録または外国人登録のある該当する年齢の女性には費用助成があります。

帯状疱疹ワクチン

当院では、50歳以上の方を対象に、帯状疱疹の発症および重症化を予防するためのワクチン接種が可能です。
帯状疱疹は、加齢や免疫力の低下により、水ぼうそうのウイルスが再活性化して発症することがあり、強い痛みや後遺症を伴うことがあります。