ブログ
健康診断で再検査に!「糖尿病かも?」と不安な方へ、無理のない治療法をお教えします
一般内科健診・各種検査
健康診断で「要精密検査(2次精査)」や「血糖値の異常」を指摘され、ドキッとしていませんか?
「今まで好きなものを食べてきたし、運動も全然していない…」
「急に厳しい食事制限や、毎日つらい運動をさせられるのではないか?」
そんな不安を抱え、つい再検査を後回しにしてしまう方は少なくありません。
しかし、糖尿病の治療は「今の生活を全て我慢して変える」ことではありません。
神戸市にある小野クリニックでは、患者さんお一人おひとりの生活ペースに寄り添った、無理のない治療を大切にしています。
今回は、糖尿病の基礎知識と、当院での治療の進め方について分かりやすくお話しします。

糖尿病ってどんな病気?放置するとどうなるの?
私たちが食事からとった糖分は、血液を通して全身に運ばれ、体を動かすエネルギーになります。この血液中の糖分の濃度を「血糖値」と呼びます。 糖尿病とは、インスリンという「血糖値を下げるホルモン」の働きが悪くなり、血液の中に糖分が溢れかえってしまう(=血糖値が高い状態が続く)病気です。
糖尿病の最も怖いところは、初期段階では自覚症状がほとんどないことです。 「痛くも痒くもないから」と放置していると、溢れかえった糖が全身の血管を傷つけ、やがて以下のような重大な合併症(病気が原因で起こる別の症状)を引き起こします。
- 神経の障害: 手足のしびれ、感覚が鈍くなる
- 目の障害: 視力の低下、失明(網膜症)
- 腎臓の障害: 尿を作る機能が落ち、最終的に人工透析が必要になる(腎症)
だからこそ、症状が出る前の「健康診断でひっかかったタイミング」で、早めに対策を始めることが何よりも重要です。
「要精密検査」=すぐに入院・厳しい制限、ではありません
2次精査(精密検査)の目的は、現在の正確な状態を知ることです。 クリニックでは、採血によって「HbA1c」という数値を調べます。これは「過去1〜2ヶ月間の血糖値の平均点」を表すもので、糖尿病の診断に欠かせない大切な指標です。
精密検査になったからといって、すぐに入院が必要になったり、明日からお米を一切食べてはいけない、といった極端な指導をすることはありませんのでご安心ください。
無理のない治療のステップ
今まで食生活や運動習慣に気を使っていなかった方が、急に完璧な生活を目指すと必ず挫折してしまいます。当院(内科)では、以下のような「少しの工夫」から一緒に始めていきます。
1. 食事療法:食べる「順番」と「量」を見直す
好きなものを完全に断つのではなく、まずは食べ方を工夫します。 野菜や海藻などのおかずから先に食べ、ご飯やパンなどの炭水化物を最後に食べる「ベジファースト」を取り入れるだけでも、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。腹八分目を意識することも大切です。
2. 運動療法:日常生活の「ついで」に動く
わざわざスポーツジムに通う必要はありません。 「通勤時に少し早歩きをする」「エスカレーターではなく階段を使う」「食後に15分だけ近所を散歩する」といった、日常生活に無理なく組み込める運動からスタートしましょう。
3. お薬のサポート(薬物療法)
食事や運動だけで改善が難しい場合は、お薬の力を借ります。
当院は「院内処方」に対応しているため、診察後にお薬をそのまま受け取ってお帰りいただけます。
別の薬局へ移動する手間がなく、定期的な通院が必要な慢性疾患の患者さんには大変ご好評をいただいております。
放置すると、膵臓が「疲弊」してしまう?
健康診断でひっかかるような高血糖の状態をそのまま放置すると、体の中では何が起きるのでしょうか。
- 血液中に糖が溢れかえる
- すい臓が「もっとインスリンを出して血糖値を下げなきゃ!」と無理をして働き続ける
- 過労によってすい臓の細胞がダメージを受け、徐々にインスリンを作る力が落ちていく
このように、高い血糖値そのものがすい臓を痛めつけてしまう現象を、「糖毒性(とうどくせい)」と呼びます。一度すい臓の細胞が壊れてしまうと、元の働きを取り戻すのは非常に困難になってしまいます。
治療の目的は「膵臓を温存すること」
そこで重要になるのが、「早期からの治療(膵機能温存)」です。
すい臓が過労で倒れてしまう前に、お薬の力などを少し借りて、サッと血糖値を安全なラインまで下げてあげます。
すると、すい臓は「あ、もう無理して働かなくていいんだ」と休むことができ、本来持っていた自分自身の力を長持ちさせることができるのです。
- 昔の考え方: ボロボロになるまで自力で耐えさせ、限界が来たら薬を使う
- 今の考え方: 早めにサポート(薬など)を入れて負担を減らし、すい臓を長持ちさせる
早めにお薬を使い、すい臓が元気を取り戻して血糖値が安定すれば、将来期的にお薬の量を減らしたり、飲むのをやめたりできる可能性も十分に高まります。

まとめ:不安な場合は早めに小野クリニックへ!
糖尿病の治療は、マラソンのようなものです。短期間で無理をして息切れするよりも、ご自身のペースで長く続けられる方法を見つけることが成功の秘訣です。
「健康診断の紙が手元にあるけれど、どうしたらいいか分からない」 そんな方は、ぜひ一度、神戸市の小野クリニックにご相談ください。内科だけでなく、消化器内科(胃がん・大腸がんの内視鏡検診)、外科、小児科まで幅広く対応する「地域の身近なかかりつけ医」として、あなたの健康づくりをしっかりとサポートいたします。
まずは現状を知るために、結果の用紙を持って気軽にお越しくださいね。
🏥小野クリニック(循環器内科、消化器内科、外科、小児科)
📍 兵庫県神戸市須磨区須磨寺町2-7-5(3階)
🕒 平日 9:00–12:30/17:00–19:30(水・土は午前のみ)
📞 078-739-2552
