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「世界が回る、フワフワする…」そのめまい、耳のせいだけではありません。内科的視点で見る原因と対策
一般内科内視鏡検査
こんにちは。神戸市須磨区の小野クリニックです。
ふとした瞬間にクラッとする、朝起き上がると天井が回る…そんな「めまい」の症状に悩まされていませんか? めまいは日常的によくある症状ですが、その裏には「耳の病気」だけでなく、高血圧などの生活習慣病や、実は貧血(消化管出血)が隠れていることもあります。
今回は、当院のような内科・消化器内科・小児科の視点から、見逃してはいけないめまいの原因について分かりやすく解説します。
1. めまいは大きく分けて3タイプ
まずは、ご自身のめまいがどのタイプか確認してみましょう。医学的には大きく分けて以下の3つに分類されます。
- 回転性めまい(グルグル)
- 自分や周囲が回っているように感じる
- 主な原因: 耳の異常(良性発作性頭位めまい症、メニエール病など)
- 浮動性めまい(フワフワ)
- 雲の上を歩いているような、体が宙に浮いたような感覚
- 主な原因: 脳の血流不足、高血圧、肩こり、ストレスなど
- 立ちくらみ(クラッ)
- 立ち上がった瞬間に目の前が暗くなる、気が遠くなる(失神の前兆)
- 主な原因: 起立性低血圧、貧血、脱水、不整脈
2. 内科で診るべき「危険なめまい」と「生活習慣病」
耳鼻科に行っても異常がないと言われた場合、生活習慣病による動脈硬化が関わっている可能性があります。
高血圧・糖尿病と動脈硬化
高血圧や糖尿病、脂質異常症を放置すると、血管が硬く狭くなる「動脈硬化」が進行します。これにより脳への血流が一時的に悪くなると、フワフワとしためまいが起こることがあります。これは脳梗塞の前触れである可能性もあるため、注意が必要です。

また、ご高齢の方の場合、降圧剤(血圧を下げる薬)が効きすぎて血圧が下がりすぎ、めまいを起こしているケースも当院ではよくお見かけします。お薬の調整だけで改善することもありますので、ご相談ください。
3. 実は怖い「貧血」によるめまいと、内視鏡検査の重要性
「立ちくらみがするから、鉄分を摂ろう」と自己判断していませんか? 大人の貧血、特に男性や閉経後の女性の貧血は、単なる栄養不足ではなく、胃や大腸からの出血が原因であることが多々あります。
- 胃潰瘍・十二指腸潰瘍
- 胃がん・大腸がん
- 大腸ポリープ
これらからジワジワと出血することで貧血になり、結果として「めまい」として症状が現れます。この場合、めまい薬を飲むのではなく、胃カメラ・大腸カメラで出血源を突き止め、治療することが根本解決になります。


当院では、苦痛の少ない内視鏡検査を行っております。「めまいが続いていて、顔色が悪い」と言われる方は、一度消化器のチェックをお勧めします。
4. お子さまのめまい(起立性調節障害など)
小児科分野では、小学校高学年〜中高生のお子さまが「朝起きられない」「立ち上がるとめまいがする」と訴えて来院されることが増えています。 これは起立性調節障害(OD)といって、自律神経の働きがアンバランスになり、脳への血流がうまく調節できない状態かもしれません。
無理に起こそうとせず、適切な生活指導や血圧を上げるお薬などで改善を目指します。まずはご相談ください。
5. こんな時はすぐに受診を!
めまいに加えて、以下の症状がある場合は、脳の緊急疾患(脳卒中など)の可能性があります。すぐに救急車を呼ぶか、救急病院を受診してください。
- 激しい頭痛がする
- 手足がしびれる、動かしにくい
- 呂律(ろれつ)が回らない、言葉が出にくい
- 物が二重に見える
最後に
めまいは「疲れのせい」と放置せず、体が発しているSOSと捉えましょう。
- 生活習慣病(血圧・血糖)のコントロール
- 内視鏡検査による貧血(出血)の原因検索
- お子さまの自律神経の調整
小野クリニックでは、これらを総合的に診断し、患者様一人ひとりに合った治療をご提案します。 「耳鼻科では問題ないと言われたけれど、まだふらつく」という方は、ぜひ一度、当院までご相談ください。

🏥小野クリニック(循環器内科、消化器内科、外科、小児科)
📍 兵庫県神戸市須磨区須磨寺町2-7-5(3階)
🕒 平日 9:00–12:30/17:00–19:30(水・土は午前のみ)
📞 078-739-2552
