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【糖尿病とがん】血糖値が高いと「がん」になりやすい?内視鏡医が教えるリスクと対策

こんにちは、神戸市須磨区の小野クリニックです。

健康診断で「血糖値が高め」「糖尿病の気がある」と言われたことはありませんか? 糖尿病というと、喉が渇く、尿が増える、あるいは「透析になる病気」というイメージが強いかもしれません。

しかし、近年、医学界で非常に重要視されているのが「糖尿病とがん」の密接な関係です。
今回は、小児から高齢者まで診療を行う当院の視点で、意外と知られていない糖尿病のリスクと、今すぐできる対策についてお話しします。

糖尿病診断の基準となる「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」。
これは過去1〜2ヶ月の血糖値の平均を示す数値です。 HbA1cが6.5%を超えると糖尿病が強く疑われますが、自覚症状はほとんどありません。

しかし、症状がなくても、血液中の余分な糖分は常に全身の血管を傷つけ、慢性的な炎症を引き起こしています。この「炎症」こそが、様々な病気の引き金となるのです。

「痛くない」からこそ、数値(HbA1c)の変化を見逃さないことが大切です。

実は、糖尿病(特に2型糖尿病)の方は、そうでない方に比べて「がん」になるリスクが高いことが、日本糖尿病学会と日本癌学会の合同委員会の調査で明らかになっています。

具体的には、以下のようなデータが報告されています。

  • 膵臓(すいぞう)がん:約1.85倍
  • 肝臓がん:約1.97倍
  • 大腸がん:約1.40倍

インスリンの働きが悪くなったり、血糖値が高い状態が続いたりすることで、細胞が異常増殖しやすくなることが原因の一つと考えられています。 つまり、糖尿病の治療をすることは、将来のがん予防にも直結するのです。

腹部超音波検査で膵がんを指摘

先ほど、糖尿病の方は「大腸がん」のリスクが約1.4倍になるとお伝えしました。 大腸がんは、早期発見ができれば治癒率が非常に高い病気ですが、初期には症状がありません。

だからこそ、糖尿病の治療を受けている方や、血糖値が高めの方は、定期的な「大腸内視鏡検査(大腸カメラ)」を強くお勧めします。 当院では、苦痛の少ない内視鏡検査を行っており、ポリープが見つかった場合の観察・処置も可能です。
糖尿病の薬をもらうついでに、胃や大腸の検査予約もする」 このサイクルが、あなたの命を守ります。

4. 小児科の視点:子供の頃からの習慣が未来を作る

糖尿病は大人だけの病気ではありません。 当院は小児科も標榜していますが、最近では食生活の欧米化や糖分の多い清涼飲料水の摂取により、若い世代や肥満傾向のお子様でも血糖値のリスクを抱えるケースが見受けられます(ペットボトル症候群など)。

子供の頃の食習慣や運動習慣は、一生の健康を左右します。 「おじいちゃん、おばあちゃんは糖尿病の治療をしっかり」「お孫さんは甘いものを摂りすぎないように」など、家族みんなで生活習慣を見直すことが、それぞれの年代の病気予防につながります。

当院ではお子様が病院嫌いにならないように、ガチャガチャも用意しています。

5. かかりつけ医として、全身を診る

糖尿病は単に「血糖値を下げる薬を飲むだけ」の病気ではありません。 合併症を防ぎ、がんのリスクを管理し、長く健康に過ごすためのトータルケアが必要です。

当院では、日々の血糖コントロールはもちろん、リスクが高まる消化器がんの内視鏡検査まで、一貫してサポートできる体制を整えています。

健診結果で気になる数値があった方、ご家族の生活習慣が心配な方は、ぜひ一度ご相談ください。

須磨区の皆様の健康パートナーとして、どんな小さなお悩みもご相談ください。

糖尿病は初期段階では症状がないものの、徐々に進行すると様々な合併症につながります。
なかなか症状がないものを治療することは、モチベーションがあがりにくいかもしれませんが、当院で病気の重要性とできるだけ薬を飲まないでいられるような食事・生活指導を行います。
万が一投薬治療が必要な場合もできるだけ薬の数を少なく努めていきます。
どんな小さな悩みや不安なことでもなんでも相談してください。

🏥小野クリニック(循環器内科、消化器内科、外科、小児科)
📍 兵庫県神戸市須磨区須磨寺町2-7-5(3階)
🕒 平日 9:00–12:30/17:00–19:30(水・土は午前のみ)
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