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喉の痛みや発熱に注意!お子様の「溶連菌感染症」について

こんにちは。神戸市須磨区の小野クリニックです。

当院では、内科、消化器内科(内視鏡検査)、外科に加え、小児科の診療も行っております。地域のかかりつけ医として、お子様の急な体調不良にも対応しています。

今回は、お子様がかかりやすい病気のひとつ、「溶連菌(ようれんきん)感染症」について詳しくお話しします。「ただの風邪だと思っていたら、なかなか熱が下がらない…」そんな時は、この病気が隠れているかもしれません。


喉の痛みと高熱が特徴です。咳や鼻水が少ないのが風邪との違いです。

溶連菌感染症は、「A群β溶血性連鎖球菌」という細菌が喉に感染して起こる病気です。
冬から春にかけて流行しやすいですが、実は一年を通して見られる感染症です。
風邪と似ていますが、大きな違いは「咳や鼻水があまり出ないこと」です。

【主な症状】
• 38〜39℃の高熱
• 強い喉の痛み
• 首のリンパ節の腫れ
• 腹痛や嘔吐
• 体に発疹が出る

溶連菌には、見た目でわかる特徴的な症状がいくつかあります。

1. 喉の様子
喉の奥が真っ赤に腫れ上がり、扁桃腺に白い膿(うみ)が付着することがあります。出血斑(赤い点々)が見られることもあります。


扁桃腺が赤く腫れ、出血斑や白い膿が見られることがあります。

2. 苺舌(いちごじた)
発症して数日経つと、舌の表面にブツブツができ、イチゴのように赤く腫れることがあります。これを「苺舌」と呼びます。


舌が赤くブツブツとしたイチゴのような状態になります。

3. 体の発疹
痒みを伴う、紙やすりのようなザラザラした細かい赤い発疹が、首、胸、お腹、背中などに出ることがあります。


細かく赤い発疹が広範囲に出ることがあります。

当院では、喉の粘膜を綿棒でこすって調べる「迅速検査キット」を使用します。

5分〜10分程度ですぐに結果がわかりますので、その日のうちに適切な治療を開始できます。

当院で使用している迅速検査キット

溶連菌と診断された場合、抗菌薬(抗生物質)を服用します。

通常、お薬を飲み始めて1〜2日で熱が下がり、喉の痛みも楽になります。

非常に重要な注意点

症状が良くなったからといって、勝手にお薬をやめないでください。
溶連菌はしぶとい細菌です。中途半端に治療を止めると、細菌が体の中に残り、後述する合併症を引き起こすリスクが高まります。
医師から処方された期間(通常10日〜14日間、お薬の種類によっては5日間)、最後まで確実に飲みきることが最も重要です。

しっかりと治療しなかった場合、数週間後に以下のような合併症が起こることがあります。

急性糸球体腎炎(腎臓の病気:血尿やむくみが出ます)

リウマチ熱(心臓や関節に炎症が起きます)

当院では、合併症の有無を確認するため、発症から2〜3週間後に尿検査を行うことを推奨しています。忘れずに受診してください。

抗菌薬を内服してから24時間が経過し、熱が下がって全身状態が良ければ登園・登校が可能です。

• 「熱が高いのに咳・鼻水がない」場合は溶連菌の可能性があります。
• 検査はすぐに終わります。早めの受診をおすすめします。
• お薬は絶対に最後まで飲みきってください。
お子様の喉の痛みや発熱でご心配なことがあれば、須磨区の小野クリニックへお気軽にご相談ください。
丁寧な診察とわかりやすい説明を心がけています。

🏥小野クリニック(循環器内科、消化器内科、外科、小児科)
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