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便に血がついた・黒い便:胃/大腸カメラが必要なサイン

便に血がついたり、便が黒く見えたりすると、「大丈夫かな…」と不安になりますよね。神戸市須磨区でも、こうしたご相談は少なくありません。出血の原因は軽いものから、検査で確認したいものまで幅があります。ここでは 大腸カメラ(大腸の中をカメラでみる検査)胃カメラ(食道・胃・十二指腸をみる検査) の考え方を、やさしい言葉で整理します。

「血」といっても、出方や色で考え方が変わります。便の色は、出血した場所や量、食べ物・薬の影響でも変わります。
大切なのは 「自己判断で放置しない ことです。とくに50〜70代の方は、症状が軽く見えても検査で確認したほうが安心なことがあります。

  • 紙に赤い血がつく/便の表面に赤い血:肛門(出口付近)のトラブルが多い傾向
  • 便に赤い血が混じる:大腸(腸の中)からの出血も含めて考えます
  • 黒い便(真っ黒っぽい便):上の消化管(胃など)からの出血を疑うことがあります

※「黒い便」は、色だけでは判断できないことがあります。

次のような場合は、早めの受診をおすすめします。

  • 便が黒く、ふらつき動悸(ドキドキする感じ)がある
  • 冷や汗息切れ(少し動くだけで苦しい)がある
  • 血が止まらない、何度も出る
  • 強い腹痛(お腹が強く痛む)、発熱、ぐったりする
  • 抗血栓薬(血を固まりにくくする薬)を飲んでいて出血した

受診時に、次をメモしておくと診察がスムーズです。

  • いつから/何回出たか
  • 色(赤、暗赤、黒)と量(少量〜多い)
  • 痛みの有無(肛門の痛み/腹痛)
  • 便の硬さ(硬い・普通・下痢)
  • 服用中の薬(例:血液をさらさらにする薬、痛み止め など)

赤い血が見えるとびっくりしますが、原因はさまざまです。ここでは代表的なものを挙げます。どれに当てはまるかは、症状だけでは断定できません。必要に応じて、大腸カメラ(大腸の中をカメラでみる検査) を検討します。

  • 痔(じ)(肛門の血管や粘膜のトラブル) は、紙に血がつく・便の表面に血がつく形で出やすいです
  • 排便時に しみる痛み がある場合もあります
    ただし「痔っぽい」と感じても、他の原因が隠れていることがあるため、続く場合は相談が安心です。
  • 腸炎(腸に炎症が起きた状態) では、下痢や腹痛に血が混じることがあります
  • 発熱や吐き気を伴うこともあります
    食事や体調の経過、周囲の流行状況なども手がかりになります。
潰瘍性大腸炎
  • 大腸ポリープ(大腸の粘膜にできる盛り上がり) などは、痛みがなくても出血することがあります
  • 便潜血陽性(健診で便に血が混じる反応が出ること)をきっかけに見つかることもあります
    50〜70代では「念のため確認する価値がある」ケースが増えるため、症状が続くときは放置しないのが大切です。

黒い便は、赤い血よりも「出血量が多い可能性」や「上の消化管の出血」が関係することがあり、注意が必要です。一方で、薬や食事で黒く見えることもあるため、色だけで決めつけないことが重要です。

  • 黒色便(こくしょくべん)(便が黒く、タールのように見える状態) は、胃や十二指腸など上部からの出血で起こることがあります
  • ふらつき、動悸、息切れがあれば早めの受診が必要です
  • 胃炎(胃の粘膜の炎症)胃・十二指腸潰瘍(粘膜がえぐれる状態) などで出血することがあります
  • 痛み止め(NSAIDsなど)(炎症を抑える鎮痛薬)や、血を固まりにくくする薬を使っている方は、医師に必ず伝えてください
    状況によって 胃カメラ(食道・胃・十二指腸をみる検査) を優先して検討します。

黒い便でも、出血ではない場合があります。

  • 鉄剤(貧血の薬)(鉄を補う薬)
  • 一部の薬(成分により便が黒くなることがあります)
  • 食品(例:黒い食材)
    ただし、「黒い=薬のせい」と決めつけるのは危険です。体調の変化がある場合は受診をご検討ください。

「どっちのカメラが必要?」は、便の色・症状・既往歴(これまでの病気)・薬などを合わせて考えます。神戸市須磨区のかかりつけ医としては、まず危険なサインがないかを確認し、必要な検査につなげることが大切だと考えています。

  • 便に赤い血が混じる/繰り返す
  • 便潜血陽性(便の検査で血が混じる反応)
  • 体重減少、便通の変化(便秘と下痢を繰り返す など)
    こうした場合、大腸カメラ(大腸の中をカメラでみる検査) を検討することがあります。
  • 真っ黒い便(タール状)
  • ふらつき、動悸、息切れがある
  • みぞおちの痛み、胸やけ(胸のあたりが焼ける感じ)が続く
    この場合は 胃カメラ(食道・胃・十二指腸をみる検査) が優先されることがあります。
  • まずは 緊急性(急ぐべき状態か) を判断
  • 次に 出血部位の可能性 を考える
  • 必要に応じて 血液検査(貧血の有無などをみる検査) も組み合わせる
    同日に両方の検査が適切かどうかは、体調や準備の条件があるため、個別判断になります。ここは無理に断定せず、診察で相談して決めます。

内視鏡に不安がある方が多いのは当然です。そこで選択肢になるのが 鎮静内視鏡(ちんせいないしきょう)(眠気を起こす薬で不安やつらさを和らげる方法) です。目的は「苦痛をゼロにする」と断言することではなく、検査を受けやすくするための工夫です。

  • 不安が強い方でも検査に臨みやすい
  • 検査中の緊張がやわらぐ
  • 「以前つらかった」経験がある方の心理的負担を減らせることがある

※効果の感じ方には個人差があり、全員に同じとは言えません。

  • 当日は 車・バイク・自転車の運転は避ける(眠気が残る可能性)
  • 重要な判断が必要な仕事は控えるほうが安心
  • 可能なら 付き添い や帰宅手段を準備
    具体的な制限は薬の種類や体調で変わるため、当院では事前説明で確認します。

血便・黒い便は、恥ずかしさや不安から相談が遅れがちです。ただ、早めに整理すると「様子を見てよいケース」と「検査で確認したいケース」を分けやすくなります。

  • 1回だけでも不安が強い
  • 繰り返す/量が増える
  • 黒い便+ふらつき等がある
  • 便潜血陽性と言われた
    こうした場合は、受診タイミングを一緒に整理できます。

症状や既往歴、内服薬を確認し、必要に応じて 大腸カメラ胃カメラ を検討します。鎮静内視鏡についても、希望や不安を伺いながら、可能な範囲と注意点をご説明します。

  • お薬手帳(内服薬の確認のため)
  • 健診結果(便潜血の結果など)
  • 便の状況メモ(いつ・色・回数)
    予約方法や流れは、当院の案内に沿ってご説明します。

内視鏡の詳しい内容については小野クリニックホームページを参照ください。

  • 便の色・回数・量、痛みの有無をメモする
  • 服用中の薬(特に血を固まりにくくする薬、痛み止め)を整理する
  • ふらつきや動悸など、全身症状がないか確認する
  • 黒い便(タール状)や、黒い便+ふらつき/動悸/息切れがある
  • 血便が繰り返す、量が増える
  • 強い腹痛、発熱、ぐったりする
  • 便潜血陽性と言われたままになっている

神戸市須磨区の小野クリニックでは、血便・黒い便、便潜血陽性などのご相談を受け付けています。
症状や服用中のお薬を確認し、必要に応じて胃カメラ・大腸カメラ(鎮静内視鏡の相談を含む)を検討します。気になる症状が続く場合は、早めにご相談ください。

🏥小野クリニック(循環器内科、消化器内科、外科、小児科)
📍 兵庫県神戸市須磨区須磨寺町2-7-5(3階)
🕒 平日 9:00–12:30/17:00–19:30(水・土は午前のみ)
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