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便潜血と大腸内視鏡検査
健診・各種検査内視鏡検査消化器内科
便潜血とは?
健康診断や特定健診で行われる「便潜血検査」は、便の中に目に見えないレベルの血液が混ざっていないかを調べる検査です。
この血液は、消化管(特に大腸や直腸)からの出血を反映しており、大腸ポリープや大腸がんの初期サインとなることがあります。
便潜血は2日分の便を提出する「二日法」が基本で、
2回のうちどちらか1回でも陽性であれば、次のステップとして「大腸内視鏡検査(大腸カメラ)」が推奨されます。
「陽性=がん」ではないが、放置は危険
便潜血陽性の方のうち、実際に大腸がんが見つかるのは 約3〜5%。
一方で、腺腫性ポリープ(がんのもとになる良性腫瘍)が見つかる人は 20〜40% と報告されています。
つまり、「がんではないから大丈夫」ではなく、
将来のがんを未然に防ぐチャンスが便潜血陽性というサインです。
大腸内視鏡検査とは?
大腸の内側を直接カメラで観察する検査で、
炎症、ポリープ、早期がんなどをその場で確認できます。
さらに、見つけたポリープをその場で切除できるのが最大の利点です。
小野クリニックでは、鎮静下で眠って行う内視鏡検査にも対応しており、
「痛みや不快感が心配」という方も安心して受けていただけます。
大腸がんの現状(日本のデータ)
日本では年間 約15万人 が大腸がんにかかり、死亡数は 約5万人。
女性ではがん死亡原因の第1位、男性では第2位です(国立がん研究センター「がん統計2023」)。
しかし、早期に発見すれば90%以上が治るとされており、
検診と内視鏡が「命を守る」カギとなります。
なぜ便潜血だけでは不十分なのか?
便潜血検査は「出血していれば反応する」検査です。
10〜20%前後が痔に由来する出血とされています。
ポリープでは出血しないことも多く、便潜血陰性でも安心できないです。
したがって、「陰性=異常なし」と思わず、
症状がある人や40歳以上の方は、陰性でも数年に一度は内視鏡検査を受けることが望まれます。
以下の画像は実際に便潜血陰性でしたが便通異常で大腸内視鏡を施行した患者で見つかった病変です。



こんな症状があれば早めの受診を
- 便が細くなった、出にくい
- 便に血が混じる、黒い便が出る
- 下痢と便秘をくり返す
- 原因不明の貧血
- 体重が減った
これらは大腸がん・ポリープ・炎症性腸疾患などの可能性があるため、
便潜血の結果に関わらず内視鏡検査が必要です。
小野クリニックでの対応
当院では、
- 眠って行う胃・大腸内視鏡検査(鎮静下)
- 同日検査(胃+大腸)も可能
- 日帰りポリープ切除対応
- 女性看護師によるサポート体制
を整えています。
須磨区・長田区・垂水区など、近隣地域からのご相談も多く、
「便潜血陽性」と健診で言われた方には、できるだけ早い検査をおすすめしています。
まとめ
- 便潜血陽性は「危険信号」
- 陰性でも、症状や年齢で内視鏡が必要なことも
- 早期発見・早期治療が生存率を大きく高める
- 内視鏡検査は安全で、今では眠って受けられる
🏥小野クリニック(循環器内科、消化器内科、外科、小児科)
📍 兵庫県神戸市須磨区須磨寺町2-7-5(3階)
🕒 平日 9:00–12:30/17:00–19:30(水・土は午前のみ)
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