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動悸や息切れの原因は?

「最近、ちょっとした動作で息が切れる」
「急に心臓がドキドキして怖くなった」

そんな経験はありませんか?

「動悸(どうき)」や「息切れ」は、日常診療の中でもよく相談される症状のひとつです。疲れやストレスによる一時的なものもありますが、心臓や肺の病気のサインである可能性もあり、注意が必要です。この記事では、動悸や息切れの原因、放っておいてよいケースと受診すべき症状の見極め方を解説いたします。

動悸とは、普段は意識しない心臓の鼓動を「ドキドキ」と強く感じる状態をいいます。

  • 突然心臓が速く打つ
  • ドキドキと同時に息苦しさがある
  • 1分以上続くことがある
  • 夜中に動悸で目が覚める

息切れは、呼吸が苦しい、息が吸いにくいと感じる状態です。普段は問題のない階段や坂道で「しんどい」と感じたら注意が必要です。

  • 階段の上り下りで胸が苦しい
  • 深呼吸をしても息が足りない感じ
  • 横になると息苦しい
  • 軽い家事でもすぐに疲れる
  • 不整脈(心房細動、期外収縮など)
  • 心不全
  • 弁膜症
  • 狭心症・心筋梗塞

心臓の拍動が乱れたり弱まったりすると、全身に血液がうまく送れず、動悸や息切れを感じます。

  • 気管支喘息
  • 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
  • 肺炎・気胸

酸素を取り込む機能が低下すると、呼吸の苦しさが出てきます。

  • 鉄欠乏性貧血
  • 甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)

血液中の酸素運搬が不十分になったり、代謝が過剰になることで動悸が出やすくなります。

  • 不安障害・パニック障害
  • 更年期障害

心臓や肺に異常がなくても、強い動悸や息苦しさを感じることがあります。

  • 動悸が何分も続く
  • 強い胸の痛みを伴う
  • 息苦しくて横になれない
  • めまい・意識が遠のく
  • 手足のしびれや脱力を伴う

これらは心筋梗塞や不整脈など重い病気の可能性があるため、早めの受診が必要です。

  • 緊張したときだけドキドキする
  • 軽い動作で息切れしてもすぐ回復する
  • ストレスが原因と思われるが不安な場合
  • 健診で軽い不整脈を指摘された

ただし「いつもと違う」と感じたら、早めに相談することをおすすめします。

当院は 内科・循環器内科・消化器内科・外科・小児科 を標榜し、動悸や息切れの診療も行っています。必要に応じて以下の検査を組み合わせ、原因を丁寧に調べます。

  • 心電図検査
  • 24時間ホルター心電図
  • 血液検査(貧血・甲状腺・炎症)
  • 胸部レントゲン
  • 心エコー(提携施設にて実施)
  • 症状が出たタイミングや状況を記録
    「いつ・どんなときに・どのくらい続いたか」を書き残すと、診断の助けになります。
  • 生活習慣の見直し
    カフェイン、喫煙、アルコールは動悸を誘発することがあります。控えることで予防につながります。

Q:年に数回だけ動悸があります。受診すべきですか?
A:一時的な動悸は正常範囲のこともありますが、頻度が増える場合は検査をおすすめします。

Q:健康診断で不整脈を指摘されました。
A:自覚症状がなくても、治療が必要な不整脈が隠れていることがあります。循環器内科で精査を受けましょう。

Q:動悸のとき、深呼吸すれば落ち着きますか?
A:無理な深呼吸は過呼吸の原因になります。ゆっくり息を吐き、安静にすることが大切です。

  • 動悸や息切れは、命に関わる病気のサインのこともあります。
  • 一方で、ストレスや生活習慣による一過性のものも多く、判断が難しい症状です。
  • 「少しでも不安を感じたら」早めに受診することが安心につながります。

小野クリニックでは、地域のかかりつけ医として皆さまの不安に寄り添い、丁寧な診療を行っています。どうぞお気軽にご相談ください。