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便秘が続くときの受診の目安と検査の話(大腸カメラ・胃カメラ・鎮静内視鏡)
一般内科内視鏡検査消化器内科
便秘は「出る回数が少ない」だけではありません。
出しにくい、硬い、残っている感じがするなど、つらさはいろいろです。
ここでは、便秘が続くときにまず整理したいことと、必要に応じて行う検査(大腸カメラ・胃カメラ)や、鎮静内視鏡について分かりやすくまとめます。
便秘診療でまず確認したいこと(最初の整理)
便秘の目安(回数だけでは決まらない)
「毎日出ない=便秘」とは限りません。
一方で、毎日出ていても、硬くてつらい/すっきりしない/出すのに時間がかかるなら、便秘として相談する価値があります。
いつから・どのくらい続くか(急に始まった/前からある)
便秘は、
- 急に始まった(今までと違う)
- 前から続いている(体質や生活の影響が多い)
で、考え方が変わることがあります。受診のときは「いつから」を教えてください。
便の形・硬さ・出方(残便感、いきみ、少量ずつ など)
次のようなことが分かると診察がスムーズです。
- 便は硬い?やわらかい?
- 少量ずつ?途中で止まる?
- 強くいきむ?時間がかかる?
- 出たあとも残っている感じがある?
生活・食事・水分・運動・睡眠の影響
便秘は、生活の変化で悪化することがあります。
例:忙しくてトイレを我慢/食事量が減った/水分が少ない/運動量が落ちた/睡眠不足など。
「最近変わったこと」がヒントになることがあります。
薬やサプリの影響(便秘になりやすい薬の例)
お薬の影響で便秘になることもあります。
処方薬・市販薬・サプリも含めて、分かる範囲で伝えてください(お薬手帳があると助かります)。
早めに医療機関へ相談したいサイン(受診の目安)
血が混じる/黒い便/体重減少など、気になる変化がある
便秘に加えて、血が混じる、黒い便、体重が減るなどがあるときは、早めに相談してください。
強い腹痛・発熱・吐き気、便やガスが出にくい
強い腹痛や吐き気、発熱がある、または便もガスも出にくい状態が続くときは、早めの受診が必要になることがあります。
貧血が指摘された、便秘と下痢を繰り返す、便が細くなった
健診などで貧血を言われた、便秘と下痢を行ったり来たりする、便の形が以前と明らかに変わった…なども、相談の目安です。
大腸がん検診で要精密検査と言われた場合
便潜血検査などで「要精密検査」と言われたときは、指示に沿って医療機関へ相談してください。
便秘の原因は一つではない
食事・水分・生活リズムが関係する便秘
食事量、水分、睡眠、活動量、トイレを我慢する習慣などが関係することがあります。
腸の動きが弱い/過敏になりやすいタイプ
腸の動きが弱いタイプ、刺激に敏感でお腹が張りやすいタイプなど、いくつかのパターンがあります。症状に合わせて対応を考えます。
便が出にくくなる肛門・骨盤底のトラブル
痔の痛みで我慢してしまう、うまく力が入らないなど、出口側の問題が関係することもあります。
大腸癌や甲状腺機能低下症など、体の病気が関係することもある
体の病気が背景にある場合もあるため、症状や経過に応じて血液検査などを行うことがあります。


薬の影響による便秘(鎮痛薬、咳止め、抗うつ薬 など)
薬が関係していそうなときは、調整や代替を含めて検討します(自己判断で中止はしないでください)。
大腸カメラが検討される場面
便秘+出血、貧血、体重減少などがあるとき
便秘に加えて、出血や貧血などがある場合は、大腸カメラが検討されます。
年齢や経過、検診結果などから確認が必要になるとき
年齢、便通の変化の仕方、検診での指摘などを踏まえて、必要性を判断します。
詳しくは小野クリニックホームページをご覧ください。
鎮静内視鏡について(大腸カメラが怖いという方へ)
鎮静内視鏡とは
鎮静は、検査の不安やつらさを和らげるために使います。
眠気の程度には個人差があり、完全に「何も分からない」状態を約束するものではありません。
当日の流れと注意点
鎮静を使う場合、当日は安全のため運転を控えるなどの注意があります。詳細は事前説明に沿ってください。
自宅でできる便秘対策(受診前後に役立つ)
水分・食物繊維・発酵食品の取り入れ方(無理のない範囲で)
急に増やすとお腹が張ることもあるため、少しずつが基本です。
※心臓や腎臓の病気で水分制限がある方は、自己判断で水分を増やさず相談してください。
排便習慣(タイミング、姿勢、いきみすぎない)
- 毎日できるだけ同じ時間にトイレに座る
- 足台などで姿勢を整える
- いきみすぎない
こうした工夫が役立つことがあります。

市販薬を使うときの注意(長期連用を避け、相談の目安)
市販薬で一時的によくなる場合もありますが、長く続ける前に相談がおすすめです。改善しない・悪化する・気になる症状がある場合は受診してください。
当院でのご相談について(小野クリニック)
便秘の症状に合わせた相談(生活・薬・必要に応じた検査の提案)
神戸市須磨区の小野クリニックでは、便秘の経過や困りごとを伺い、生活の見直し、薬の調整、必要に応じた検査を相談しながら進めます。
大腸カメラ/鎮静内視鏡の相談と流れ
血便、黒い便、貧血、検診結果などがある場合は、大腸カメラや胃カメラの必要性を検討します。鎮静内視鏡についても、体調・既往・お薬を確認したうえで説明します。
検査前後の流れを小野クリニックホームページで解説しています。
よかったらご覧ください。
受診前に準備しておくと良い情報(便の記録、内服薬、お困りごと)
- 便の状態(いつから、硬さ、出方、血の有無)
- 服用中の薬・サプリ(お薬手帳)
- ほかの症状(腹痛、吐き気、発熱、体重変化など)
お困りの方は一度小野クリニックを受診してください。
🏥小野クリニック(循環器内科、消化器内科、外科、小児科)
📍 兵庫県神戸市須磨区須磨寺町2-7-5(3階)
🕒 平日 9:00–12:30/17:00–19:30(水・土は午前のみ)
📞 078-739-2552
